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「夕凪の街、桜の国」

2009/05/24 (日)  カテゴリー/映画日和

今日は映画のお話。
DVDで「夕凪の街 桜の国」を見ました。

夕凪の街 桜の国 [DVD]夕凪の街 桜の国 [DVD]
(2008/03/28)
田中麗奈藤村志保

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このお話はもともと、こうの史代原作のマンガを元に作られてまして、
僕もこのマンガ持っていて、とりあえず原作を知っている視点で見ることになりました。


映画はマンガと同様、原爆が落ちて10年後の広島を舞台に
描かれる「夕凪の街」と
50年後を描いている「桜の国」の2部構成で描かれています。

「夕凪の街」の主人公、皆実(みなみ)役には麻生久美子。
「桜の国」の主人公、七波(ななみ)役には田中麗奈。
このキャスティングはピッタリで良かったと思います。
個人的な嗜好では田中麗奈たん大好きなのですが、
それを抜きにしても男まさりな七波役がハマっていました。

それよりも「夕凪の街」の皆実役の麻生久美子は大ハマリ。

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原作の皆実。

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映画の皆実。

鬼気迫るっていうのはこういうのを言うんでしょうか?
正直、この人でないとここまで演じることは出来なかったんじゃないかってさえ
思ってしまうくらい素晴らしい演技でした。
パッケージでメイン張ってる麗奈たんも正直かすむぐらいの、
すごい女優さんですよホント。

「夕凪の街」

こっちは麻生久美子の演技もあって
原作と遜色ない出来ばえだったかと。

原爆が落ちて13年。
徐々に復興してゆく広島で生きる女性、皆実。
体に残る消えない原爆の傷。
それ以上に深く残った心の傷。
幸せを感じたり、美しいものを目にするたびに
心に甦る、あの日の光景。
死んでいった妹の声。
自分は幸せになってはいけないんじゃないだろうか。
そういった思いが常に心にある、そんな彼女が
思いを寄せる男性から言われた一言

「生きとってくれて、ありがとう」

幸せになってもいいんだよ。
あの日から凍り付いていた心をときほぐしてもらい
明日を生きようと思っていた彼女にも
やがて、原爆の爪痕が忍び寄って・・・

「桜の国」

田中麗奈たんは「がんばっていきまっしょい」から
追いかけてるんだけど、いい女優さんになったなぁ。
でもお話自体は少し綺麗に描きすぎてるかな。
悲しいお話で終わってないのはいいと思うんだけど。

主人公の七波は、皆実の弟、旭の娘。
最近様子がおかしい父の後をつけて
広島へ向かう。
父のあとをつけるうちによみがえる、
病気で死んだ母や祖母のこと、
父と母が出会った街、広島。
母は原爆が原因で死んだのか
被爆者の家に生まれた自分たちも
やがては原爆で死ぬ人間とまわりに思われているのか・・・

「夕凪の街」は戦後13年の物語。
でも「桜の国」は現代の物語で。
今の日本はかつて広島や長崎に
原爆が落ちたのは遠い昔の出来事と
思っている人も多いかもしれないけれど、
今この時代にもまだ原爆で苦しんでいる人もいて
その人や家族にとっては決して昔の出来事ではない。

「どうして、原爆は広島に落ちたんじゃろうか」

「それは、違うよ。原爆は落ちたんじゃない。落とされたんだよ」

決して自然の災害や偶然によるものでない。
人の手によって落とされた原爆。
決して繰り返してはならない事。
忘れてはいけない事。
この物語は語り継いでいかなきゃいけないと思う。

「桜の国」の方では平和になった今の時代で
原爆の犠牲になったかもしれない家族を思いながらも
強く生きる七波の姿を描いて、希望を残して終わります。
どうかこの希望がそのまま未来まで続いていきますように。。。



この映画を見て、原作のマンガは見てない人は
ぜひ原作の方も読んで欲しいです。
戦争、原爆の悲惨さ、被爆者が抱えた心の傷、
物語性はマンガの方が上で、とても深いです。
皆実の最後の瞬間、そのモノローグのシーンは
読んでいて胸が熱く、痛くなります。

まぁマンガの映画化としてはよく出来てる方だとは思いますけど。
「四日間の奇蹟」を映画化した人と同じ映画とは思えないなぁ。
夕凪の街桜の国夕凪の街桜の国
(2004/10)
こうの 史代

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